株式会社マツボー

製品

搬送・集塵

非摺動式バタフライバルブ / ポジフレートバタフライバルブ

新製品

圧縮空気により膨張/収縮するゴム製のシートを用いたバタフライバルブです。 閉時には弁体が閉位置に回転した後にシートにエアーが供給され、弁体を確実にシールします。また、開時にはシートが収縮して間隙を確保した後に弁体が回転する為、弁体はシートにほとんど触れず摩耗を軽減出来ます。摩耗を軽減出来る上に、シール面での粉噛みもない為、初期のシール性を長期にわたって維持可能です。

作動原理

  • 閉ポジション・シール前

    弁体が閉位置に戻る時には、弁体はシートに軽く接触する程度です。 摩擦や磨耗を軽減し、回転トルクを軽減します。
  • 閉ポジション・シール

    閉位置完了後、シートは弁体外周に沿って均一に膨らみます。
  • 開ポジション・排気

    弁体が開く前に, シートは排気されますので、弁体は負荷なく回転することができます。

製品の特長

  • 1.バルブシートが膨張/収縮することで確実なシールが可能
    2.摺動しないため、消耗品(弁体、シート)の交換頻度が少ない
    3.弁体及びシートの材質を用途に応じ使い分け可能
    4.清掃性の良いフェルール脱着タイプ、高温対応の水冷バルブ(340℃)等、幅広いラインナップ

製品の適用例

1.トナー、粉体塗料等の融着、造粒しやすい低軟化点原料
2.鋳物砂、セメント等の磨耗性の強い原料
3.医薬、食品などのコンタミを嫌う原料
4.発熱、爆発の危険のある原料

型式

SERIES
486 (ANSI 150ポンドフランジ対応品)
2inch(50mm)から30inch(750mm)
484 (JIS5Kフランジ対応品)
2inch(50mm)から12inch(300mm)

製品の仕様

非摺動式バタフライバルブ / ポジフレートバタフライバルブ

非摺動式バタフライバルブ
口径 485-488型バルブ寸法(mm) 重量
(kg)
開閉トルク
(N・m)
A B C D E F G H J K L M N
Inch mm Min. Max.
2" 50mm 115 114 74 41 165 102 54 83 30 8 20 11 51 3.6 5 51
3" 80mm 144 141 91 44 208 102 54 83 30 8 21 11 73 4.5 9 51
4" 100mm 175 193 112 51 226 102 54 83 30 8 18 11 99 7.3 15 51
5" 125mm 197 202 154 54 244 102 54 83 30 8 22 14 125 8.6 29 51
6" 150mm 222 202 154 54 272 102 54 83 30 8 22 14 149 10.0 34 51
8" 200mm 282 251 184 64 356 133 70 109 44 10 22 19 200 16.8 61 79
10" 250mm 338 268 205 64 445 133 70 109 44 10 24 19 249 20.4 97 147
12" 300mm 394 363 242 76 514 102 102 72 72 11 32 22 300 36.3 140 280
14" 350mm 450 406 267 76 559 102 102 72 72 11 26 22 332 68.0 237 701
16" 400mm 502 430 298 102 629 117 117 88 88 13 33 27 382 81.6 396 1085
18" 450mm 552 402 338 108 704 187 117 88 88 13 33 27 435 106.6 542 1373
20" 500mm 603 441 365 127 762 187 140 99 99 18 40 36 474 124.7 881 1763
24" 600mm 711 486 419 151 876 203 146 99 99 18 38 36 575 190.5 1062 2124
30" 750mm 911 584 533 168 1092 203 146 99 99 18 40 36 722 340.1 1243 2486

口径によっては、フェルール接続タイプ(バルブ/アクチュエータ分離型)及び軽量ハウジングタイプも用意しております。詳細は、お問い合わせ下さい。

型式一覧
型式 口径 内容・特長
486 2"(50A)~30"(750A) メーカー標準型。
ANSI150ポンドフランジ
対応品。6"(150A)のみJIS10Kフランジにも取付可。
484 2"(50A)~12"(300A) 486型のJIS5Kフランジ
対応モデル
586 2"(50A)~30"(750A) ハウジングとシートの
噛み込みが強く深いので、486型より高圧化でも
使用可能。ANSI150ポンド
フランジ対応品。

※485、487、488は現在マツボーでの取扱いなし。
※上記選択肢以外で仕様のご要望等あればお問い合わせください。

仕様一覧
バルブ情報 アクチュエーター情報 リミットスイッチ情報 コントロール部情報
名称 ハウジング ディスク(弁体) シート ベアリング アクチュエーター リミットスイッチ 電磁弁
図中No.
仕様

A)
鋳鉄+黒ポリウレタン塗装

A)
・SUS316L相当
(バフ#150程度)
または
(バフ#300程度)


A)
・黒EPDM
B)
・黒ブナ
C)
・白ブナ
D)
・黒ポリウレタン
E)
・白ポリウレタン
F)
・白シリコン
G)
・黒バイトン

A)
・ナイロン

A)
・ダブルアクティングアクチュエーター

防爆 / 非防爆 電圧 停止時
非防爆


A)
100VAC

A)
通電時間

NEMA4/4X12

B)
鋳鉄+白エポキシ塗装

B)
・スプリングリターンアクチュエーター

B)
・SUS316L相当
(+PTFEコート)
または
(+polymerコー

B)
200VAC

防爆

C)
鋳鉄+黒エポキシ塗装

B)
・ブロンズ

NEMA7/9

B)
通電時間

C)
・手動

C)
24VDC

D)
SUS316L相当

C)
・白ナイロン

d2G4

D)
・黒ナイロン

この製品に関する主なご質問をQ&A方式にてまとめました。

適切なシート圧力はどれくらいですか?
適切なシート圧力
・最低圧:0.3MPa またはライン圧+0.1MPaを目安
・最適圧:各シート材質による圧力範囲は下記を参照
シート材質及び仕様
シート材質
Seat Material
米国FDA
FDA
Recognition
使用温度
Operating
Temperature
上段:[℃]
Lower:[F]
最高供給圧力
Maximum
Seat Pressure
上段:[MPa]
Lower:[PSI]
最低供給圧力
Minimum
Seat Pressure
上段:[MPa]
Lower:[PSI]
EPDM(黒)
EPDM(Black)
規格外
-28~65
-20 to 150
0.78
115
0.28
40
Buna-N(黒)
Buna-N(Black)
規格外
-23~51
-10 to 125
0.78
115
0.28
40
Buna-N(白)
Buna-N(White)
認可品
Recognized
-6~51
+20 to 125
0.48
70
0.28
40
ポリウレタン(黒)
Polyurethane(Black)
規格外
0~65
+32 to 150
0.78
115
0.28
40
ポリウレタン(白)
Polyurethane(White)
規格外
0~65
+32 to 150
0.78
115
0.28
40
シリコン(白、補強繊維入り)
Silicone,fabric reinforced
認可品
Recognized
-39~148
-40 to 300
0.78
115
0.28
40
標準シリコン(白)
Silicone,HS
認可品
Recognized
-39~127
-40 to 260
0.78
115
0.28
40
フッ素樹脂(黒)
Fluoroelastomer
規格外
10~149
+50 to 300
0.37
55
0.28
40
一般的な不具合にはどのようなものがありますか?
故障:ハウジングからのエアの漏れ(486/436)
考えられる原因:ガスケットの破損、ガスケットのトリミング処理が荒い、ボルトの緩み。
故障:シートの内側への原料侵入
考えられる原因:シート用O‐リングの摩耗またはシート自体の摩耗
故障:ハウジングのシャフト部からのエア漏れ
考えられる原因:シャフト用O‐リングの摩耗
故障:弁体がシールに対してシールしない
考えられる原因: 弁体エッジの摩耗
シートの損傷
1.シート圧力を必要以上に高く設定している
2.弁体のアライメントが狂っている
3.ライン内温度がシートの許容温度を超えている
4.シート自体の不具合
5.ケミカルアタックを受けている
圧縮によるひずみ
1.許容温度以上での長時間の使用
2.ケミカルアタック
3.経年変化
シートの摩耗
1.低すぎるシート圧力
2.弁体の摩耗
3.摩耗性原料において、高濃度/高温条件が加わる場合
材質の不適合
1.ゴム面のクラック、ひび割れ
2.ゴム面の硬化
3.ゴムの破壊

粉体部門

【東京本社】TEL:03-5472-1731 FAX:03-5472-1730
【大阪支店】TEL:06-6372-4444 FAX:06-6375-0434
【名古屋支店】TEL:052-238-1331 FAX:052-238-1332
【九州営業所】TEL:092-710-0900 FAX:092-431-9957

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